ハードルを上げるトラックバック

お笑いの世界では 「ハードルを上げる」という用語があります。 かなり一般にも浸透してきた用語だと思いますが 一応、簡単に説明します。


例えば、 何か面白い事を言う時に、 普通に言う場合と、 「今からとっても面白い事を言います」 と身構えさせてから言う場合と、では 受け方が全然違うんです。 「面白いぞー」なんて事前に身構えられたら 相当に面白い事を言わない限り、 笑ってもらう事はできないでしょう。


だから お笑いの世界では 「面白いぞ」と身構えさせるような言動を 「ハードルを上げる」 と言う訳です。


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さて、トラックバックです。 この記事は 『「芸」としてのトラックバック』 にインスパイアされて書くモノです。 (なので、まず上記記事をお読み下さい。)


以前にトラックバックについては とことん考察した事がありまして、 そこでも書いた通り 「リンク無しトラバでも面白ければ、アリ」 って考え方なんですよ、私は。 (要するに、こっちに関係もないのに  つまんない記事を読まされて  時間を無駄にするのがムカつくって事なので)


ただし そういう場合の「面白さ」というのは かなり、「ハードルを上げている」というのは 言っておこうと思います。


やっぱり こっちをリンクしてないって時点で 少なくとも、こっちをリンクしてくれてる記事とは 「好感度」ってのは違う訳です。 その「不快感」を吹き飛ばすだけの面白さを 持ったモノでないとイケナイ。 ちゃんとリンクした記事よりも 「ハードルを上げている」事になるんです。


あなたの記事は、 その「上げたハードル」を越えるくらい 面白いものですか?


私は、自分の書くものに それなりの自信も自負も持っていますが 「上げたハードル」を越える自信は 持っていません。 だから リンク無しトラバをばらまいてる人を見ると 「勇気あるよなぁ」と、いつも思ってしまいます。