「トラックバック」は残念ながら「自分の記事への反応」ではない

スポーツ館の方が 書きたいネタが溜まっているんです・・・ どうも、めたかです。 (なんで、明日以降、そっちの更新を優先させます)

しかし、なんですねぇ(小枝風) 「ブログブームは終わった」なんて言われてた 時期もあったようですけども 相変わらず、ブログ開設者は着々と増えてるようですよ。 なんで 今でもやっぱり「ブログ初心者」って人が 相変わらず多い、ようであります。

なんで また、たまには、こういう内容についても 書いておこうかなって思います。 トラックバックについては 以前に語り尽くしたって思いはあるんですけど それとは別の視点から・・・ (と言っても、既に色んな人が指摘してる  そういう視点から、ですけども。)

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トラックバック」というのが どうして、こんなに有り難がられているか というと それは「今のところブログにしかない機能」だから じゃないかって思うんですよ。 その「物珍しさ」から トラックバックってのが、注目されている。

そんな中に 眞鍋かをりさんが「トラックバック記録だ」 なんて注目のされ方をしちゃったものだから 「トラックバックが沢山される事が  良い事なんだ」 という『価値観』が広がってしまった んだと思う訳です。 (そーゆー意味では眞鍋さんは  罪作りな人でありまする。)

閑話休題> ちなみに、今、トラックバック記録は 眞鍋さんが持ってるんじゃありません。 もちろん、古田選手でもなくて。 その辺の事情については こちらの記事に詳しく書いたので繰り返しません。 ただ、この事例を知っていれば 「トラックバック記録」なんてものの 『ありがたみ』ってのは全くなくなる、と思う。 <閑話休題終わり>

そういう事なんですが 「トラックバック」が多いって事が なんで、「良い事」として捉えられてるか というのを 少しだけ、ほんの少しだけ、 理由を考えて欲しいんです。

少 し だ け 、 考 え て み て

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そうですね。 それはトラックバック」ってのは 自分の記事への反応である と捉えられているからだ、と思うんです。

眞鍋さんの「なりきりTommy february6」が たくさんのトラックバックを集めた、というのは 多くの人が、この記事(写真)を面白がって 自分のブログで紹介して取り上げた、その証拠だ という事だったと思うんですよ。 現に、あちこちのブログで取り上げられていましたしね。 (私も取り上げたし・・・)

だけど その後で紹介した「トラックバック記録」って もう、そういう事ではなくなってきてる (だって、山ほど「重複トラックバック」のある  しかも、それを推奨して、の記録でっせ!) と思うんです。

いやでも 別に重複トラックバックでなければ 「反応」と捉えても良いのでは と考える人も、居るかもしれませんよね。

だけど、 宣伝目的の「スパムトラックバック」ってのは 明らかに「自分の記事への反応」じゃ、ないですし それに、今は 「検索トラックバック」ってのが、あるんですよね…

検索トラックバック」というのは ブログ検索などで、ひっかかってきたブログ記事に 片っ端からトラックバックを送りまくる そうして送られたトラックバックの事です。

ですから、 当然の事ながら、1つ1つの記事なんて まともに読んでいません。 「ちゃんと読みました」って「言い訳」を聞く事は 多いんですけども 少なくとも「読んで、その上での反応」って事が ちゃんと伝わるようには、していない。 そりゃ、そうですよね 1つ1つの記事に対して、そういう事をするのって 結構、大変ですもん・・・ (んで、そうやった記事のトラックバックなら  「検索トラックバック」とは言わない、と思う。)

そういう「検索トラックバック」って 少なくとも「自分の記事への反応」とは 言えない、と思う。 だって その記事が「面白かった/考えさせられた」から トラックバックをした訳じゃなく 単に検索で引っかかったから トラックバックしたってだけ、なんですもん!

だから そんなトラックバックなんて有り難がる必要は 全くないと思うし そういうトラックバックをされた記事に行って 「トラックバックありがとうございます」 なんて記事コメントを書く事自体、 「自分の頭でモノを考えられない」って 表明しているようなものじゃないかって感じるんです。 (↑10月20日、訂正)

検索トラックバックの全てを否定する訳じゃない

もっとも 検索トラックバックの全てを批判する訳じゃ ないんですよ。 例えば 「ロッテ優勝」って事を喜んだブログどうしで トラックバックを送り合うってのは 美しいトラックバックのあり方だなって思うし (同時にコメントもし合った方が  良いと思いますけどね) 同じドラマとか映画とか見た感想で トラックバックを送り合うってのは 「同じものに感動したんですね」 という事を共有する感じで、良いと思う。

だけど 同じニュースに反応したって事を 「うんうん、同じ事に引っかかったね」 って『共有』するって なんか違うんじゃないかって、思うんですよね。

検索トラックバックの誘惑

といっても これだけ「検索トラックバック」をする人が多いのは 何故なんでしょう?

それは 「検索トラックバック」をやりたいって誘惑が あるから、なんでしょう。 私だって、まれですが、 ある話題について世に問いたいって思った時には その事について検索し、ひっかかったブログに 片っ端からトラックバックしたいって誘惑にかられる事 ありますもんね。 最近の例でいけば、 「ニュートラの適正・適職診断」についての記事は 検索トラックバックしたいって 思っちゃいましたね。 というのは、ホントに能天気に無邪気に無批判に 皆さん、この適職診断をやっていて 問題点について全く、知らないなぁって感じだったし。 そういう人に、 問題点を指摘した私の記事をトラックバックして回って 啓発してやろうって「思い」も ホント、ありましたもん。

でも、それってある意味、嫌がらせって感じですし そんな反感買うような事をしても こちらの意図を受け取ってもらえる事なんて 稀だろうって思ったので、 やりませんでしたけどね。

やっぱり、世に公開してブログを書いてるからには それなりに多くに読んでもらいたいって気持ちは ありますよね。 それで 手っ取り早く読んでもらおうって事で 同じ話題をしてる人たちに 手当り次第にトラックバックしてしまう そういう誘惑に、かられちゃうんでしょうね。

そういう人に向けて 「トラックバックを打つよりコメントを書こう」 って記事を書いたんですけども、 もっと言えば 「やっぱり自分の欲ばっかりで  動いちゃイケナイですよ」 って事ですね。

話が逸れちゃいそうになったので トラックバックに話題を戻しましょう。

検索トラックバックは自分の評判を下げる

これについては えっけんさんがいっぱい書いていますから 私から書き加える事はありません。 だけど 「検索トラックバックは自分の評判を下げる」 んだって事を分かっていれば やる人って、だんだん居なくなるって思うんですよね。 なんで、 この事を、この記事の締めにしようと思います。

10月20日・訂正ついでに追記 この記事の直接のきっかけはこの件です。