別に謝るこっちゃないだろう・・・

って、杉村大造議員の事です。

(この記事の概要)
・別にウソも間違いも他人を傷つける事も  語っていた訳じゃないのだから  「謝る」必要なんてなかったのでは?
・これからも「率直に」  感じた事をどんどん表明する方が良い
・「ニートやフリーターの代弁者」を気取るより  若者の政治への関心を繋ぎ止める情報を  どんどん提供する役割を目指せば良いのでは?

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えっと 今まで、話題にするのは何か 乗せられているように感じたので この人の事は無視していたんですが。
杉村太蔵議員:目が充血、神妙に反省会見 党本部で

ただ、この毎日の記事はかなり意地悪で というのは この会見を「仕切った」世耕議員のブログでは こんなふうに書いていて 要するに、別に党が無理矢理やらせた会見じゃない (世耕氏は「自業自得」って書いてたそうで) し、「直接取材自粛の要望」にしても

「彼もここまで話したのだから、  追いかけ取材はやめて、  静かに見守ってやって欲しい」と要請
くらいのニュアンスで 別に「口封じ」した訳じゃないようだし。 なのに、毎日の記事では
会見は、こうした発言に業を煮やした党本部が、 立候補者選定への批判を恐れて、 監視のもとで「反省の弁」を 語らせようとしたものだった。
だもんねー。 これ、ちゃんとソースがあって書いてるの?

ただね。 私、思うんですけど、別に謝る事かなって。 だって この杉村って新人議員の言ってた事って 「(自分も)料亭に行きたい」 とか 「議員の給料ってこんなにもらえるんだ」 みたいな 「国会議員の待遇の良さ」を はしゃいで語っていただけ、でしょ? 別に、ウソも間違った事も語ってなかったでしょ? 誰かを傷つける事を言った訳でもないでしょ? なのに、なんで謝るの? 「国会議員としての自覚に欠けた発言」 を謝ってるの? だけど、繰り返すけど ウソも間違いも他人を傷つける発言も、ないでしょ。 だいたい「国会議員としての自覚」って これからちゃんと働くかどうか じゃないのかって思うんですけども。

いや、確かに、そういう事を浮かれた話すって 「頭悪いなぁ」って感じさせるもの だったって事は思いますよ。 だけど、それって別に誰に迷惑かかる事じゃなく 単に「自分が」馬鹿だって思われるだけのもの でしかないって思うんですけども。 もっとも 「そういう人間を候補者にした」って事で 自民党には迷惑かもしれないですけどねー。 (だから、毎日の記事のような  「意地悪な見方」ってのが説得力を持つ  んでしょうけどね・・・)

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ですが、追記部分には あえてこの議員に「期待」したい事を 書いてみようと思います。

まずね、 色々と思った事を正直に出すって事自体は 「悪い事じゃない」って思う。 多分ね、それではしゃいでる事が 「ダメ」って事なんでしょうけど だったら 「それだけの待遇に値する働きをする義務があるんだ」 って事を、周りはこんこんと説き伏せれば良い って思うんですよね。

ただ、こういう発言が持ち上げられたのは 多分、若い人間にとっては 議員の待遇がこんなに良いんだって感想が 「新鮮」だったから、じゃないんですかね? 私は知っていましたけど 若い人には、そんな待遇だって事を知らなかった人 結構いっぱい居たんじゃないかって。 そういう人に 「国会議員というのは、こういう待遇があるんだ」 って事は、伝わったんじゃないですかね? なので こういう若い人には これまで良く言われていた 「国会議員は経済的にも大変なんだ」 って話は、全く説得力を持たないだろうなって思うし。

だからね、 そういう事を、続けていければ良いんじゃないのかな。 国会とか政治とかの色々な場面で 「こんなんだったんだ」という素直な驚きを どんどん言葉にしていくっていうね。

この議員 「ニートやフリーターの代弁者を目指す」 って言ってるそうですけども でも、もう「こんな良い待遇」を得た訳で そういう意味では「ニートやフリーターの代弁者」 ではないと思うんですよ。 もう、感覚は、だいぶと違っちゃうでしょ。 元々、ずっとフリーターしていた訳じゃない (だって、「平社員だった」って事でしょ) でしょうし。

そんな無理に「代弁者」を気取るよりも ですね。

今回の選挙で、若い人間の「政治への関心」が だいぶ、喚起された部分がありますよね? そういう「関心」をつなぎ止めるような 様々な情報を提供する役割ってのを 目指した方が良いんじゃないかって思うんですよ。

上に書いた「素直な驚きをどんどん表明」って そういう役割に繋がるって 私は思うんですよ。

そういう意味では 今回の「会見」は、残念ですね。 いったい「何を」謝ったの? この人は・・・